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決断と苦悩

今日はとにかくこのニュースを追ってしまいました。

片山右京さんが会見「2人の無事を祈るばかり」

元F1ドライバーで登山家の片山右京氏がトレーニングのため登っていた富士山で遭難し、同行していた仲間2人を山に置いて下山しました。

遭難したのは9合目付近で右京氏は1人用テント、他の2人は2人用テントにいましたが、強風で2人のテントが吹き飛ばされたそうです。その後、右京氏は200m下に滑落した2人を発見し救助を要請しましたが、その時点で2人の生命の火はもはや消え去っていたようです。

「本当に戻るべきなのか、いてあげるべきなのか。自分ひとりでは(2人を)下ろせないことが分かっていたし、たくさんの人の手が必要だと考え、下山する判断をした」

夕方の会見でそう語った右京氏ですが、読売新聞によると「2人は200メートル下に滑落した。シュラフや毛布に包み、自ら覆いかぶさるなどして保温したが、2人とも息を引き取った」と静岡県警に話したそうです。

「一人では2人下ろせない」片山右京さん涙

本当に苦しい決断だったと思います。息絶え絶えの2人を最後まで見守るのか、それとも助けるために(もしくは遺体をご遺族の元に返すために)2人を置いてその場を去るのか。

300kmという高速の中で常に決断を求められていた右京氏にとっても、非常に難しい選択だったことでしょう。

ただ1つ言えることは、右京氏は生き残ったということです。

よく山では救われる命を率先して救うと言われます。右京氏もそのまま2人の元を離れなかったら、もしかするともしかしたかも知れません。それよりも自らが生きようとすることによって、2人の存在をもっと多くの人に知らせ、そして2人が息を吹き返すという限りなく0に近い可能性に賭けたのでしょう。

カミカゼ・ウキョウ、本当によく帰って来てくれた。お帰りなさい、そしてゆっくり休んでください。