TOP > Blog > スポーツ > ダブルスタンダードと利益誘導

ダブルスタンダードと利益誘導

昨日触れたアフリカ選手権での話ですが、結局トーゴは帰国することになったのですね。

銃撃のトーゴは帰国…アフリカ・ネーションズ杯

まあ普通に考えたら、それも仕方ないと思います。

こういう事態になっても、アンゴラ当局は強気ですね。「テロ攻撃に遭ったが、カビンダは大会の開催都市であり続ける。恐れる必要はない」と大統領が開会式でスピーチするあたり、長年内戦を繰り広げてきた国の得体の知れない強さを感じます。

アンゴラは産油国でかなり景気がいいらしいのですが、アンゴラでも特に最大の産出地であるのが今回テロの遭ったカビンダという北の飛び地だそうです。ここでは分離独立運動が盛んでトーゴのバスを襲った武装集団もカビンダ解放戦線(FLEC)というその一派とのこと。

カメルーンも危ない!?トーゴ銃撃のゲリラが連続テロ予告…アフリカ・ネーションズ杯

「テロリストではない」と語っていますが、どうなんでしょうか?

それにしても、こんなことがあっても動じないブラッターFIFA会長と南アW杯組織委員会のジョーダーンCEOはすごいなと改めて思います。

Blatter and Jordaan allay security concerns

「誰もが理解しているようにこの襲撃は南アフリカと一切関係がない。ロンドンで爆弾テロがあった時、2012年のロンドンオリンピック開催を反対した者は1人としていない。だから我らはダブルスタンダードを持ってはいけない。世界は公平であるべきだし、アフリカ大陸であるからと言って違う基準を持ち込んではいけない」

ロンドンでの爆弾テロを引き合いにそう主張するジョーダーンCEOですが、ダブルスタンダードやアフリカ大陸をことさら強調するあたりに政治的な意味合いを感じてしまいます。

「アフリカだから」

その理由だけで開催が中止になってはいけないのはもちろんですが、「アフリカだから」ということで「見えざる力」が開催地決定に働いているとしたら…。

それはそれで怖いことではありますね。