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クリロナと経済効果

「ロナウド」と言えば、ほとんどの人があの元ブラジル代表のスーパースターではなく、ポルトガル人のC・ロナウドを思い浮かべるようになりました。

現在、世界で一番高給取りのフットボーラー、C・ロナウド。この夏、マンチェスターUからレアル・マドリッドに移籍し世界の注目を集めましたが、彼にしてもこの世界同時不況の波には勝てませんでした。

イギリスのスポーツビジネス専門メディア『Sport Business』は今日、次のニュースを配信しました。

Ronaldo fails to match Beckham sales boom

ブルームバーグがマドリッドの6つの主要スポーツストアを調査した結果、2003年に同じくマンUからレアルへ移籍したベッカムの時と比べると、今年のユニフォーム売上高は75%減というデータが出たそうです。

またクラブの総収入もベッカムの時は27%増となりましたが、今年9月から2010年6月のそれは、たったの(?)3.5%増と予想されています。

この伸び悩みの主な要因は世界同時不況、そしてその影響による19.3%ものスペイン全土での失業率が挙げられています。史上最高額となる8,000万ポンド(約128億円)を移籍金として支払ったレアルにとって、これは大きな誤算と言えるでしょう。

この夏、世界最高のフットボーラーを売却することを決めたマンUに多くの批判が集まりました。しかし、今となってはどちらがこの移籍での最大の受益者となるかは定かではありません。個人的には、C・ロナウドがいなくなったことによって8,000万ポンドものキャッシュを手にし、しかもルーニーがエースとしての自覚を改めて強くするという結果を得たマンUにクラブマネジメントの妙味を感じます。

マイナスがプラスにもなり得ることが、フットボールという世界の面白いところでもあります。