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内需拡大と海外進出

朝日新聞のサイトにこんな記事がありました。

トヨタ営業要員、3割は新興国へ 国内部門から配置転換

世界のトップ自動車メーカーであり日本の超一流企業の代表でもあるトヨタ自動車ですが、国内の市場規模が400万台から275万台と30%もの縮小見通しを立てた上で、国内の営業部門からBRICsなど新興国に3割配置転換する方針を固めたそうです。

日本で46%の販売シェアを誇り、北米ヨーロッパでも根強い人気を誇るトヨタですが、アメリカを抜いて世界最大の自動車市場となった中国ではフォルクスワーゲンやGMはおろか、日産自動車にも劣っているとのこと。販売網整備の遅れがその原因だそうです。

国内市場はしぼむばかり。そして、売れそうな国では他社にリードされている。そこで彼らは「国内で培った販売ノウハウを、国内の余剰人員とともに送り込んでしまえ」と考えたのでしょう。ものすごいダイナミズムです。

最大で国内営業部員1,000名のうち、300名もの人員をブラジル、ロシア、インド、中国と言った新興国へ送り込むトヨタ戦略。まさにガリバー企業ならではの発想と言えるでしょう。

また、日産自動車も負けじにインドでの攻勢を強めていきます。


日産、インドで格安車販売へ 地元二輪大手と提携

トヨタが自らの力でこの危機を突破しようと試みる中、日産は現地メーカーとの融合、そしてルノーグループとしての連携もその力とし、生き残りに賭けます。

民主党政権が「内需拡大」を叫ぶ一方、トヨタ、日産といった自動車メーカーは海外へ活路を見出そうとする。

経済のダイナミズムとしては、後者に軍配が上がりそうですね。