フットボールとスタジアム
フットボールに関心がない人でも、このニュースは耳にしたことでしょう。
11月10日、ドイツ・ハノーバー近郊でドイツ代表GKのエンケ氏が列車に飛び込み死亡しました。遺族によるとここ数年、鬱病に悩まされていたとのこともあり遺書も発見され、自殺と断定されました。
このニュースは世界に衝撃を与えました。14日に予定されていたドイツvsチリの親善試合はキャンセル。会見に臨んだビアホフ代表マネージャーは悲しみを抑えきれず、泣き崩れてしまいました。
3年前に心臓病を患う愛娘を亡くすという悲劇に見舞われたエンケ氏ですが、それ以前から鬱病だったそうです。始まりは2003年バルセロナに在籍していた頃で、出場機会に恵まれないことがその要因だったとのことです。
所属のハノーバー96、そしてドイツ代表の同僚からも慕われていたエンケ氏。15日の告別式は遺族たっての希望でハノーバー96のホームスタジアムで行われます。
元PSVで現在はハノーバー96に所属するブルッヒングはこの告別式で棺をチームメイトと担ぐことになります。この記事によると、「エンケ氏のような素晴らしい人物に対する敬意の顕れにしたい」とブルッヒングは語っています。
そして告別式の間、その棺は遺族の希望によりセンターサークルに置かれるとのこと。
フットボールクラブにとって、スタジアムはホーム。ヨーロッパではその意識がとても強く、誰もがスタジアムを「ホーム(家)」と呼びます。
悲しい別れとなりますが、最期に彼は愛するホームへ戻って来ることができました。合掌。
