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フットボーラーとストレス

こんな記事をオランダの専門誌『Voetbal International』で読みました。

Tévez: ‘Ik ben het voetbal een beetje moe’

今季、契約満了ということでマンUを離れ、同じ街のシティへ移ったテベスですが、「サッカーをするのに少し疲れたんだ」と、25歳の若さにかかわらず引退をほのめかしているそうです。

2014年までシティと契約が残っているテベスですが、「家族は(古巣の)ボカでプレーして欲しいと言っているが、僕は来年のワールドカップで優勝できたらサッカーを辞めてもいいかなと思っている。ちょっと色々あり過ぎたんだ。複雑過ぎる」と燃え尽きた感があります。

昨日書いたエンケ氏の悲劇でも感じましたが、フットボーラーも人間です。「フットボール」という仕事に関して多大なストレスを感じることが、ままあるようです。

以前、ルート・フリットとフェイエノールトのプロモーションツアーで1週間ほど共に過ごしましたが、彼は同世代のスーパースターであるマラドーナに関して、こんな風に言っていました。

「ディエゴ(・マラドーナ)は、間違いなく天才だった。たった1人であのナポリをセリエAという過酷なリーグで優勝に導き、アルゼンチンを世界一にしてしまった。世界で最も有名なフットボーラーになったディエゴだけど、内面はごく普通のいいヤツだった。だから、ドラッグに手を出してしまったんだ」

そしてルートは、「ドラッグやアルコールへの誘惑に負けてしまうフットボーラーは、少なからず存在する。普段生きている世界にストレスを感じて、どうにかしてそこから逃れてしまおうとする気持ちは彼らにも強くあるんだ」とも言っていました。

「神のような偉大なフットボーラーも、ごく普通の人間なんだ」

マラドーナをそう表現したルート。その目には悲しみが宿っていました。

ドラッグやアルコールに負けなかったものの、エンケ氏もその命を自ら絶ってしまいました。そして、テベス。彼らの発する警告をどう受け止めるか。

この世界に関わる人は、みな真剣に考えるべきでしょう。