会社経営と働く幸せ
今週末も書評を1つ。
もうすでに村上龍氏やら、鳩山首相の所信表明演説で有名ですが、この日本理化学工業の大山会長のフィロソフィーには頭が下がります。
「私たちはなぜ働くのか」という問いに対し、大山会長は「導師」の言葉として、4つの究極の幸せを説きます。
人に愛されること
人にほめられること
人の役にたつこと
人から必要とされること
働くことで、「人にほめられること」、「人の役にたつこと」、「人から必要とされること」の3つは得られる。さらには一番難しい「人に愛されること」も得られるんじゃないか…そう、大山会長は語っています。
確かに仕事をしていて、嬉しいことの1つにクライアントや関係者から、「あれ、良かったよ」とか「助かったよ」と言われることがあります。そんな時、お金だけでは得られない喜びを感じる人も多いのではないでしょうか。そして、「ちょっと相談したいことがあって…」とか「ちょっと困ったことがあって…」と言われる時、次のビジネスへつながる嬉しさを感じることもあります。
仕事をする上で、お金は非常に大切なものです。それは間違いありません。しかし、この究極の幸せが得られる仕事であれば、さらに素晴らしいと思います。
そしてそれを実践する大山会長が50年間で実現したのは、「社員の7割が知的障害者という会社」を経営するということです。
「同情ではなく、支え合う。そしてお互いに生きる勇気を得る」
言葉で言うのは簡単ですが、まさに4つの究極の幸せを追求してきたからこそ実現できたことだと思います。
当社も、経営理念なるものを掲げています。
「楽しい」をカタチにし、
「楽しい人」をつくる
そして、社会を「楽しくする」
社内で共有化され、実践されているとまだまだ言い難いのですが、この経営理念という旗を大きく振りながら前進していきたいと思います。
大山会長の『働く幸せ』はそんな気持ちにさせてくれる本です。ぜひ、ご一読を。
