アメリカ経済と日本経済
週初めですが、3連休の最後ということで最近気になったニュースを列挙します。
米、雇用促進へ「トップ会議」 オバマ大統領表明、労使代表ら集め
10日ぐらい前のニュースですが、アメリカ合衆国の失業率は10月に10%を超え、26年半ぶりの高水準になったとのことです。そのため、オバマ大統領が12月に関係者を集め対策会議を開くそうです。7月〜9月期が5四半期ぶりにプラス成長となったにも関わらず、「景気回復が雇用創出につながっていない」とのこと。「雇用回復なき景気回復」とは日本も同じですが、数字の上でだけ景気が良くなっても、やはり我々には実感を伴わないんですね。
そして、アメリカの雇用問題は主要な州で深刻化しています。
10月の米失業率、29州で悪化 14州で10%超え、一時解雇は減少
特に怖いのは、この「西海岸と南東部の州では地域金融機関の破綻も目立っており、金融機能の低下と雇用の悪化が同時に進行している形だ」という指摘。職もなければ、金もなくなりそうです。
モラトリアム法案を強行採決した日本は大丈夫でしょうか。同じような状況にはならないという保証はどこにもありません。
雇用の回復が見込まれないアメリカ経済には、もはや消費大国としての面影が見いだせません。
今までアメリカにおける過剰なまでの消費に支えられてきた世界経済。そんなことはもう夢物語に過ぎないのかも知れません。アメリカの復活を待たず、中国、インド、そしてブラジルなど新興国へと資本とパワーがシフトしていくのが時代の流れでしょうか。
アメリカ当局は追い込まれています。
国内経済を優先するのか、世界経済への影響力を保つのか。難しい選択です。
しかし、アメリカ国内のエコノミストはこんな見通しを立てています。
何が根拠で「「景気回復はこれまでのところ雇用を伴っていないが、近く状況は変わるだろう」となるのか、ぜひ知りたいところ。ヤンキー魂全開の楽観主義でないことを祈っています。
一方、日本はもっと悲観的です。
これは10日ぐらい前の記事なんで、全米企業エコノミスト協会の発表とはかぶりません。しかし日本のスペシャリストも「ただ、米国経済の持ち直しなどから成長率は回復し、11年1〜3月期には1.56%を見込む」とアメリカ経済の回復を見込み、日本経済の回復につなげています。
じゃあ、アメリカが回復しないと日本も共倒れなんでしょうか。
太平洋を境にして、中国とインド、そしてブラジルが成長する一方、日本はアメリカとともに暗黒の海底へ沈んでしまわないか。そんな心配が頭をよぎります。
ですから世の中にはこんな手を打って、沈没から少しでも脱出しようとする人がいるのかも知れません。
ま、こちらとしては沈没するほどの大船(資産)も持っていませんから、「その時」が来たら筏にでも乗って漂流しようかと思います。
冗談はさておき、自分で自分を救わなければいけない時代であることは間違いありませんね。
