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アンリとベッカム

このブログで2回ほど取り上げたアンリの「神の手」事件ですが、アイルランド協会が再戦を断念したこともあって事態は沈静化しました。

しかし、この傷はワールドカップ出場を逃したアイルランドだけではなく、ハンドを犯してしまったアンリにとって非常に大きなものでした。

アンリ、代表引退も考えた…W杯欧州予選プレーオフ問題

昨晩のNHKでも放送していましたが、ネット上ではこのハンドを茶化す様々なアイコラがアップされているようです(悪趣味の拡大になるだけなので、リンクしません)。

しかし、自ら「ハンドだった」と認めた彼も誤審による被害者であることは間違いありません。そこが、故意だったと自ら認めたマラドーナの「神の手」とは根本的に違うところです。

テニス界のスーパースターであるフェデラーもアンリを擁護しています。

テニス1位フェデラーは友人アンリを擁護

「システムに欠陥がある」。同じようなこともアーセナル時代の恩師だったヴェンゲル監督も言っていました。この点をはき違えないで事件を捉えることが一番重要だと思います。

さて、大きな話題を振りまいているフットボーラーをもう1人。

あのベッカムが喘息であることが判明しました。

David Beckham: I’ve got asthma! England midfielder drops World Cup bombshell after MLS defeat

MLSのファイナルでPK戦にもつれ込んだ時のTV映像で発覚したらしいのですが、確かに吸入器を使用しています。

そしてベッカムの代理人も「彼は若い頃から喘息に苦しんでいた」と認めた上でこう続けました。

「この持病が彼のパフォーマンスを損なうものではないということは明らかだ。またベッカムは今までこの事実を公にする必要性を感じていなかったが、公にすることで喘息に悩んでいる多くの人々を勇気づけられれば幸いだ。他の(喘息を持病とする)アスリートたちと同じように」

マンU、そしてイングランド代表の同僚であるスコールズやマラソンのラドクリフのように喘息と闘いながら素晴らしいパフォーマンスを持続するアスリートは多く存在します。日本では柏レイソルの杉山選手、清水エスパルスの岡崎選手、そしてスピードスケートの清水選手などがこの病気であることを公にしています。

どんなことがあっても、言い訳をしない強い心。彼らが共通して持っているのはそれではないでしょうか。

アンリにとっても、ベッカムにとっても、今回の騒動が彼らのパフォーマンスを低下させることがないことを強く信じたいと思います。