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誘惑と危機

最近、ヨーロッパを騒がしているフットボール八百長事件ですが、先ずは飛び火しないだろうと思われていたオランダにもついに疑惑が…。

‘FC Eindhoven betrokken bij gokschandaal’

FCアイントホーフェンという2部リーグのクラブですが、ホームゲームで試合中ずっと携帯電話で話している「中国人グループ」が出没したということです。どうやら、この輩は試合の経過を逐一どこかへ伝えていたらしく、クラブでもその存在を認識し、警察とともに調査をしたそうです。

FC Eindhoven genoemd in gokonderzoek

幸い、と言うか、何も怪しいことは発見されなかったらしいのですが、時期が時期だけに非合法賭博の対象試合となっていた疑いは晴れません。

また今シーズン、FCアイントホーフェンはFCドルトレヒトにホームで0-8という大差で完敗を喫したりと「八百長」の疑惑が深まったようです。

この試合、YouTubeで見られますが、ホント冗談みたいな失点シーンばかりです。GK、僕よりひどいんじゃないって思いました…。

Voetbal FC Eindhoven – FC Dordrecht 0-8 The Goals Jupiler League speeldag7

ま、ヨーロッパの中でもクリーンなイメージの強いオランダリーグだけにそういったことはないと信じたいですが、反面、買収といった「誘惑」も多いのは想像できます。

トップクラスの選手たちは高給を稼いでいますが、日刊紙”de Volkskrant”が書いているようにオランダでは2部リーグになると平均年棒が3万ユーロ(約390万円)満たないそうで、ブラック(不法収入)で稼げるアマチュアの選手たちよりも稼いでいないのが現実です。

‘Opeens staat er een zak geld voor je neus’

苦しい状況の中でフットボールをするために生きている選手たちにとって、ほんの少しのお金でも大きな誘惑になることは否定できないことでしょう。

これを海の向こうの話と考えるか、それとも「今そこにある危機」と捉えるか。急激な拡大路線を図るJリーグの方針により、ここ数年で増え続けたJ2クラブの経営状況を見るとどうも後者として考えた方がいいような気がします。

毎年毎年、本来ならばプロのレベルにない選手たちを獲得し、あっという間にクビを切っていく今のJリーグの現実。そこに誘惑の手が伸びる隙はないでしょうか?

東京ヴェルディや大分トリニータなどの例を出すまでもなく、Jリーグとして真剣に考えなければならない問題だと思います。